Luxonusへの出資のお知らせ

2019/3/8

慶應イノベーション・イニシアティブは、同社が運営するファンドより、画像診断装置開発ベンチャー、Luxonusに対して出資を行いました。 

慶應義塾大学のベンチャーキャピタル「慶應イノベーション・イニシアティブ」(通称:KII、代表取締役社長 山岸広太郎)は、同社が運営するファンドを通じて、慶應義塾大学の研究成果を活用するベンチャー、株式会社Luxonus(本社:東京都港区、代表取締役:相磯 貞和、以下Luxonus)に対して第三者割当増資の引受による出資を行いました。

Luxonusは、独自の光超音波技術(PAI)を用いて、疾患の早期発見および病勢診断が可能な汎用撮影装置の実用化を目指す大学発ベンチャーです。国立研究開発法人科学技術振興機構による革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)の「イノベーティブな可視化技術による新成長産業の創出」(2014年度~2018年度に実施、慶應義塾大学と京都大学が参加)などの研究成果を基盤とし、2018年に設立されました。

PAIとは生体にパルス光を照射した際に発生する超音波を特殊なセンサーで補足し、受け取ったデータをコンピュータ解析により画像化する技術です。PAIを用いた新規画像診断機器は既存の撮影技術である超音波、X線コンピュータ断層撮影(CT)、核磁気共鳴画像(MRI)などと比較して、無被爆、無侵襲(造影剤を使用しない)で、血管やリンパ管といった脈管の超高解像度3D撮影が可能です。さらに血流の酸素飽和度等も可視化でき、術前計画や投薬効果検証への活用が期待されます。

慶應義塾大学と京都大学にPAI装置のプロトタイプ機を設置し、乳がん、リンパ浮腫、血管障害などの疾患を対象にこれまでに約250症例の臨床試験を実施しています。既存の撮影技術では早期診断や病勢診断が困難だった疾患(血管障害・リンパ浮腫・乳がん等)に対して、広範囲且つ超高解像度の撮影が可能となり、治療成績改善に繋がることを目指しています。今後Luxonusは、量産機の開発に取り組み、2021年に研究機関向けの理化学機器として、2022年には医療機関向けの医療機器としての発売を目指します。

KIIでは、術前診断や治療効果確認がこれまで困難だった疾患にPAI装置を導入することで、各疾患の治療成績が改善される可能性に期待し、株式会社日本医療機器開発機構(JOMDD、本社:東京都中央区、代表取締役:内田毅彦)、イノベーション京都2016投資事業有限責任組合を運営する京都大学イノベーションキャピタル株式会社(京都iCAP、本社:京都市左京区、代表取締役:室田浩司)と共にシードラウンドにおける投資を実行致しました。KIIではJOMDD、京都iCAPと共にLuxonusの事業展開を支援し、研究成果の社会実装による社会貢献と投資収益の最大化を目指していきます

株式会社日本医療機器開発機構 https://jomdd.com/

京都大学イノベーションキャピタル株式会社 http://www.kyoto-unicap.co.jp/

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