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山岸広太郎

山岸広太郎

代表取締役社長

2015年12月、KIIの設立と同時に代表取締役社長に就任。KII以前は、日経BP編集記者、CNET Japan編集長を経て、グリーを共同創業。10年間、同社の副社長として事業部門などを統括。現在、同社取締役(非常勤)。慶應義塾大学経済学部卒。

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大学発ベンチャーの潮流と
慶應義塾大学の独自性

慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)は、慶應義塾大学の研究成果を社会に役立てるべく、研究成果を活用したベンチャー企業の投資育成を行うため、2015年12月に設立されました。

大学発ベンチャーを取り巻く環境は、マザーズの時価総額の上位にIT系とバイオ系の大学発ベンチャーが入るなど、いままさに盛り上がりを見せています。

東京大学をはじめ、国立大学から公的資金の入った官製のベンチャーキャピタルが続々と発足し、私立大学関連のベンチャーキャピタルや独立系のベンチャーキャピタルも増えつつある中、最先端の研究開発に基づく高度なテクノロジーを扱うベンチャーが注目を集めています。その背景には、高度知識系の産業によって国際競争率の確保を目指そうとする、日本全体の成長戦略も大きく関与しています。

一方、慶應義塾大学は2014(平成26)年度の「大学における特許権実施等収入」で4位をマークしており、産業化するポテンシャルのある研究を数多く行っている有力校のひとつと言えます。この実績を元に、私自身も母校とともにアントレプレナーシップを育成し、新産業の創出を通して社会に貢献したい。その想いとともに、ベンチャー企業育成のための持続的なエコシステム創出を目指していきます。

福沢諭吉の理念を胸に、
よりよい社会へ

その先に私が思い描くのは、アカデミア(学究的世界)と産業界との間の垣根をなくすことです。欧米では、大学で教鞭を執りながら会社を経営したり、ビジネスマンとして成功した人が大学で教育に携わったりするケースも数多く見られます。人間として一生をかけて学び続けることが当たり前になった時代にあって、学びながら教育を行うという「半学半教」の考え方は、慶應義塾大学の理念にも通じるものがあります。その姿勢をより推し進めることで、人材の流動性や交流が促進され、大学という地の利をさらに高めていくことができるでしょう。

慶應義塾の創立者である福沢諭吉先生は、著書『文明論之概略』において、「徳は智に依り、智は徳に依り、無智の徳義は無徳に均しきなり」という言葉を残しています。福沢先生によると、徳と智はそれぞれ「私徳」「公徳」「私智」「公智」に分解されます。
「私徳」は、個人としての律儀さ、義理堅さ。「公徳」は、社会と関わる中で公平性や公益性などを考えること。一方で「私智」は一般的にアカデミアの智に相当し、物事を理解し工夫する力。そして、「公智」は物事の軽重大小を判断する力です。
この中で福沢先生は「公智」を最も重要視し、社会のリーダーとなる人材に対して、人柄の良さや実務ができる頭の良さだけでなく、変わりゆく社会の中で常に最も重要なことは何なのかを判断する姿勢を求めました。

私が大切にしているこの理念について、投資家の方々にもぜひ共感をしていただき、利回りだけに留まらない信念を持って投資をしてくださったなら、たいへん嬉しく思います。また、起業家の方々に対しては、慶應義塾大学の研究成果を世の中に役立てるために何ができるかを、ぜひご一緒に考えていきたいと願っています。
未来へと羽ばたく可能性を手に、より豊かな社会の実現に向けて、ともに力を注いでいきましょう。

首藤秀司

首藤秀司

執行役員

2015年12月、KIIの設立と同時に執行役員に就任。野村證券にて25年の投資銀行業務の実績を持ち、100社以上のIPOを引受。KII以前は、野村リサーチ・アンド・アドバイザリーの取締役として未上場企業のリサーチ等を統括。慶應義塾大学商学部卒。

木下秀一

木下秀一

執行役員

2016年4月、KIIの執行役員に就任。KII以前は、ジャフコにおいてキャピタリストとして24年のキャリアを持ち、執行役員として投資部門を統括。創業投資、事業再生、既存事業のIT化など多様な案件で20件以上のIPO実績を有する。早稲田大学商学部卒。

本郷有克

本郷有克

執行役員

2016年5月、KIIの執行役員に就任。KII以前は、住商ファーマインターナショナルにてVCファンドの運用、バイオベンチャーへの投資、海外バイオベンチャーの国内販売代理事業などに携わる。名古屋大学大学院工学研究科修了。工学博士(生物化学工学)。